〈貴重書〉都百景(都名所百景)

江戸時代の京都を視覚的に見ることのできる本に『都名所図会』(安永9年(1780)刊)があります。秋里籬島(あきさとりとう)の文章と竹原信繁(たけはらのぶしげ)の絵とで京都の名所を案内しています。その後、『拾遺都名所図会』(天明7年(1787)刊)、『東山名勝図会』(元治元年(1864)刊)など、類本が数多く作られました。これらの本は木版の単色刷りで、色がないのが寂しいところです。

続きを読む 〈貴重書〉都百景(都名所百景)