黒川翠山撮影写真資料の題名について

黒川翠山撮影写真資料に含まれる個々の写真の題名(作品名)は、寄贈された後に当館での整理時に付けたものです。

翠山が写真のすべてに最初から題名を付けていたとは思えませんし、整理時にすべての写真について発表時の題名等を調べたわけではありません。そのため、翠山が撮影時に意識した狙いが伝わらなくなっているもの、別の印象を与えているものがあるかもしれません。

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臣下に配った漢籍(朝鮮内賜本)

江戸時代以前は学問といえば漢文の書籍が中心でした。
その事情は朝鮮半島でも同じで、日本と同様に多くの漢文で書かれた書籍(朝鮮本)が刊行されました。

朝鮮本の特徴としては、活字を使った印刷が多いということと、公的機関や学者個人が刊行したものがほとんどで、日本のような商業出版物はほとんど見られないということが挙げられます。

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