伊達政宗泰山府君祭都状案

「泰山(たいざん)」とは中国山東省にある山で、道教の聖地である五岳のひとつとして古くから信仰を集めてきました。泰山の山頂には人間の寿命を記録した帳簿が置かれていると信じられ、「泰山府君(たいざんふくん)」という中国古代の神が祀られていました。
泰山府君は仏教の閻魔大王と習合して人間の寿命の帳簿を管理する支配者であり、人々はこの泰山府君に対して死者の帳簿を削ってもらうことで、延命長寿を祈願しました。

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