華族会館京都分館

明治維新以後、江戸時代の公家や大名などは華族という特別な身分に位置づけられました。その華族の集まる団体が華族会館で、東京に本館があり、京都に分館がありました。京都分館の事務所は、烏丸今出川の北東にあった旧徳大寺邸跡にありました。

続きを読む 華族会館京都分館

黒川翠山・石井行昌撮影写真資料の複写写真

当館の黒川翠山撮影写真資料は、写真家の黒川翠山が撮影したものですが、一部に複写した写真も含まれています。1443番の「轜車(じしゃ)」 (柩車)は、『明治天皇御大喪儀写真帖』*1(1912年(大正元)刊)に載るものと同一で、そこには「陸地測量部撮影」と書かれていました。

続きを読む 黒川翠山・石井行昌撮影写真資料の複写写真

石井邸で撮影した人物写真

石井行昌撮影写真資料のNo.383~610は、主として人物写真です。家族写真も含まれますが、誰を写したのかわからない写真が数多くあります。撮影場所は屋内のものもありますが、屋外のものが大半です。人物の背景に注目すると、板塀、土塀、扉、庭の前で写しているものが多く、他の写真と比較するとその場所が石井邸であると言えそうです。

続きを読む 石井邸で撮影した人物写真