矢野豊次郎氏収集写真と『おもかげ』

矢野家写真資料は、「写真資料から27」でも取り上げたように、矢野豊次郎氏による撮影及び収集写真です。黒川翠山から写真技術を学んで祭礼などの写真を撮る一方、古写真の収集も行いました。

矢野氏の収集した古写真77点には、ガラス原板のあるものと紙焼きのものとがあります。ガラス原板には、キャビネ判だけでなく、八つ切判、四つ切判などの大判のものも見られます。また、京都の写真だけでなく、奈良県、滋賀県、兵庫県、大阪府、熊本県の写真も含まれています。

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