臣下に配った漢籍(朝鮮内賜本)

江戸時代以前は学問といえば漢文の書籍が中心でした。
その事情は朝鮮半島でも同じで、日本と同様に多くの漢文で書かれた書籍(朝鮮本)が刊行されました。

朝鮮本の特徴としては、活字を使った印刷が多いということと、公的機関や学者個人が刊行したものがほとんどで、日本のような商業出版物はほとんど見られないということが挙げられます。

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茶道具を擬人化? 中国の茶書『茶具図賛』

動物、刀剣、軍艦、国・・・さまざまなモノを擬人化した漫画、アニメ、ゲームなどが流行していますが、700年前の中国でも道具を擬人化して解説するユニークな書籍が刊行されました。それは『茶具図賛』という茶書で、茶道具を人に見立てて紹介しています。

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